月別アーカイブ: 2019年6月

海外FXの税制のメリット・デメリットについて。

海外FXの税制におけるメリット

国内FXでは、どれだけ利益が出ても税率は20%で統一されています。一方、総合課税を導入している海外FXだと税率は利益が増えるごとに上がっていきます。195万円以下の利益だと、総合課税の海外FXに課せられる税金は15%になります。195万円から330万円までなら、税率は国内FXと同じ20%です。同じ税率でも、海外FXの方が330万円までの利益で税金が低いのは控除が関係しているのです。

総合課税は課税される所得額に応じて一定の控除を受けることができます。195万円から330万円までだと97,500円が控除額です。つまり、330万円の年間利益があっても約10万円は利益から差し引くことができるので、課税対象は約320万円になり、控除ができない国内FXで年間330万円の利益を出すよりも税金が安くなります。

海外FXの魅力と言えば、豪華なボーナスがあることです。海外FX会社によっては入金した金額の100%をボーナスバックとして受け取れるところもあります。100万円の入金をすれば、別に取引資金として100万円がFX会社から受け取れます。ボーナスは利益としてカウントされないため、課税対象から外れることになります。これも海外FXにおける税制のメリットです。ボーナスを資金として運用すれば、節税にもつながります。

また、海外FXの税金は総合課税になるので、FXで得た利益を出すために必要な経費は確定申告で計上することができます。たとえば、海外FXをするために新しくパソコンを購入した場合、FXをするために必要な通信料などは経費として計上することができます。海外FXで年間に100万円の利益を出したとしても、経費が50万円かかっているなら、課税対象となる利益は[利益100万円-損失50万円=50万円]になります。

注意点は、経費は自己申告になる点です。確定申告のときに経費を計上して計算しないと、すべての利益が課税対象になってしまいます。海外FX初心者だと、経費を計上せずに確定申告してしまうケースも少なくありません。海外FXをするためにかかった費用はほとんどが経費になるので、レシートや領収書をきちんと取っておいて確定申告時には忘れずに申告しましょう。

海外FXの税制におけるデメリット

海外FXは総合課税の税制なので、利益が増えるごとに税率も上がっていきます。年間に330万円の利益までなら国内FXよりも海外FXの税金の方が低くなっています。しかし、年間695万円の利益を超えると税率は33%まで上がり、このあたりから国内FXの方が税金はかなり少なくなる仕組みです。また、900万円を超えると税率は43%になり、国内FXの税金の2倍になります。

海外FXの税制は、お金に余裕がある人からたくさん税金を取る仕組みです。利益が少ない人にとってはメリットが大きな税制であるものの、利益が多い人にとっては不利な税制度になります。ただし、年間に1000万円を超えるような利益を得るようになると、個人ではなく法人化して節税する方法もあります。

FX取引をする以上、利益が出たら必要な税金を納めるのは国民としての義務です。税金の支払いは勿体ないと感じるかもしれませんが、きちんとしたルールに沿って取引をする方がメンタル的にも安心できます。海外FXでは経費が認められているわけなので、経費を計上して節税していきましょう。

また、損益通算や損失の繰り返しができないデメリットがあります。これは海外FXの税制が総合課税であり、一年で損益決算が完結してしまうためです。

たとえば、FXで1年目に100万円の損失が発生したと仮定します。2年目に200万円の利益が発生した場合、国内FXの税制だと前年度の100万円分の損失と200万円の利益を合算して確定申告できます。確定申告で課税対象になるのは100万円になります。海外FXの税制だと、前年度の100万円分の損失を繰り越すことができません。どれだけ前年度に赤字が出ていても、今年度の利益は200万円になり、課税対象も200万円になってしまうのです。

海外FXのスプレッドは、国内業者より狭い業者が沢山あるので、海外FXの方がスプレッドという点でおすすめです。